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〔雪岳の動物〕

雪岳山に哺乳類は総38種で、ヒョウやカモシカなどシベリア地域の特徴的な哺乳動物が生息している。しかし虎や熊、ノル、オオカミ、キツネ、ヒョウ、大陸シカは最近は全く観察されなくなり、絶滅したと推定される。ムササビ、カモシカ、カワウソなども絶滅の危機に瀕している。

〔月の輪熊〕
白頭山をはじめとする北方地方の奧深い山にだけ生存しているという月の輪熊、胸に白のミカズキの模樣がついている。夜行性のため、あまり人の目に触れることは無い。

〔カモシカ〕
人や他の動物が入りにくい険しい高山地帯の岩陰に生息する。60年代までは山に群れをなして生息していたほどその姿が多く見られたが、それから40年が過ぎた現在は数頭も残っていないと推定されている。

〔ムササビ〕
闊葉樹の高木で生息するムササビ。過去には白頭山や京畿道、江原道など全国で報告が有ったが最近では智異山、徳裕山、乾鳳山、雪岳山などだけで発見されている。

〔熱目魚〕
冷たくきれいな水にだけ生息する珍しい魚。10∼20cmの黄身を帯びた魚で褐色の点があるのが特徴である。雪岳山をはじめとする清浄水にだけ生息する。

〔リス〕
リスの長いしっぽは木に登るときバランスをとり、他の動物と信号を送ったり受けたりするときに使われる。雪岳山をはじめとして全国的に多く生息している。

〔長元坊(タカの種類)〕
ワシ科に属する天然記念物で空中から羽を広げながら、止まっているネズミや小さな鳥を探し、急降下し獲物を捕獲することから逸名をパラムチャビ(風つかみ)とも言う。雪岳山付近では7∼9月に老松林付近で希に見ることができる。

[鴛鴦(おしどり)]
優雅な姿とつがいで遊泳する姿が美しく、動物の中で夫婦関係が良い象徴として愛されている鳥である。雪岳山一帯の深い渓谷に生息していると推定される。

[フクロウ(梟)]
フクロウ科の保護鳥で韓国では希に繁殖する留鳥である。ユ-ラシア大陸の温帯から亜寒帯地域に掛けて分布し、夜行性の為にあまり目にしないが、雪岳山一帯の山地に生息していることと推定される。

[ワシミミズク]
フクロウ,ホトトギスとともに天然記念物第324号に指定されたフクロウ科に属する最も一番大きな種で岩壁地と岩山で生活する。夜行性である。

[麝香鹿(ジャコウジカ)]
満州を渡って東部シベリアのアム-ル川の端まで分布している。韓国全域で生息していたが、絶滅の危機に頻し天然記念物として指定し保護されている。雪岳山一体の高山地帯に小数が生息していることと推定されている。

[赤腹鷹]
ワシダカ科に属する比較的に有りふれた夏の渡り鳥で、農耕地がある水際の松林に主に繁殖し、カエルを主食とするが木の末に座って周りの昆虫類や小鳥が飛んでいくとすばやく襲撃して食べることもある。

[クマゲラ]
キツツキ科に属する大型鳥類。韓国では珍しく繁殖する留鳥で一年中同じ圏域で生活し、体全体が烏のように光澤が出る黒色である。雪岳山一帯には今も生息していることと推定される。